CADVES2年次活動報告 リーダーシップとガバナンス研修

2018/09/11

ケニアのカジアド郡ロイトクトクにて2017年より実施しているCADVESプロジェクトでは、2018年7月30日から8月3日までの5日間にわたり、校長、地方政府の行政官、学校運営委員会、PTAを対象に「リーダーシップとガバナンス研修」を行いました。
CADVESプロジェクトでは、2018年の7月30日から8月3日にかけて近い学校ごとのゾーンに分け、計5か所の小学校で研修を実施しました。

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研修の様子

参加者は多岐にわたり、各学校から校長、地方政府の行政官、学校運営委員会とPTAの会長を招待して行われました。研修では、マサイの子どもたちの学力調査の分析結果や学校に通っていない子どもたちの状況が参加者に共有され、それらをもとに学校の運営計画の見直しや、学校に通っていない子どもたちを就学させるための活動について話し合いが行われました。

研修を開催した小学校

開催日

開催場所

参加者数

7月30日

Oldoinyo-Oibor小学校

29人(7校)

7月31日

Esosian小学校

22人(6校)

8月1日

Iltilal小学校

19人(6校)

8月2日

Meshanani小学校

17人(5校)

8月3日

Ilchalai小学校

23人(6校)

研修プログラム

研修は以下のような内容で行われました。

オープニングセッション

研修開催地区の教育役員の挨拶

プロジェクトメンバーと参加者の紹介

研修目的の説明

セッション1 不就学児童の学習・評価分析および議論

学校・ゾーンレベルの2017・2018年学力調査結果の発表
発表者:山田哲也(プロジェクトコーディネーター)

学校・ゾーンレベルの不就学児童および学校設備の現状の共有
発表者:Mr. L. Leberet(コミュニティリエゾンオフィサー)

セッション2 不就学児童への教育機会の保障戦略

地区内の不就学児童根絶に向けた市民の取り組みの共有
発表者:Mr. C. Masangira(GLMi Kenya理事会議長 Illaramatak le Mpuselディレクター)

障害を抱える不就学児童の実態と2018・2019年に向けたリソースルーム設置計画
発表者:川口純(GLMi理事 筑波大学助教)

不就学児童根絶に向けた学校・ゾーンレベルの具体的な取り組みに関する議論

セッション3 学校開発計画の発表と再検討

実施可能な学校開発計画への手がかり
発表者:西村幹子(GLMi理事 国際基督教大学教授)

グループごとの学校開発計画の見直し

学校開発計画修正案の発表

総括および今後の見通し
発表者:西村幹子(GLMi理事 国際基督教大学教授)

研修では参加者間で活発な議論が行われ、最後に発表された学校開発計画ではお互いの計画に質問が飛び交い、研修は盛況のうちに終了しました。

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学校開発計画の策定と議論の様子


 

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